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2006年06月18日
文学とは?
好きな作家の新作エッセイだと思って買った本が、
実は20年前に刊行されたものだった…。
で、仕方ないのでとりあえず読んでみると、予言書のようでもあります。
わたしたちは、すこしずつ年月を過ごしていくので、
多少ショッキングな出来事があっても、
記憶の奥底にうずもれていきます。
時には「しっかりしろよ〜ワタシの海馬!」と
叱咤激励するくらい、なにもかも、うずもれていきます。
で、20年前のそのエッセイ。
当時の事件をいろいろと取り上げていることもありますし、
それによって今後はこうなる、ああなる、という
筆者の言が、なかなか的を射ています。
一方ではもちろん、事件発生直後の過剰反応的発言もあります。
でも、誰だって何か起こったら、悲観的に考えすぎたり
最悪の事態を想定したりは、しますよねーーー。
逆に、人間は案外、簡単にはだめにならない、という証拠かも。
ところでこの筆者は有名なSF作家で、自らエンターティナーを
自負する方と思うのですが、
純文学の衰退を憂慮し、原因など探っています。
そういえば、ここ数年、いわゆる純文学なんて、
まったく手にもとっていません。芥川賞受賞作も、読んでいません。
世に、日本語として成り立たない日本語を耳にすること多々あり、
そういうのって、よくないよねえ?と思いつつも、
ついつい自分でも「ぜーーんぜんオッケー♪」なんて言ってるし。
美しい日本語、美しい文章と、久々に接してみたいものです。
ちなみにこの本の中で筆者は、自作の映画化を、
脚本があまりにも原作とかけ離れているという理由で、
断ったというエピソードを書いています。
でもさーーー。その原作「富豪刑事」、めちゃくちゃな設定変更で、
今、テレビでやってますよねー?
おもしろいから見てますけど。
20年もたつと、主義も変わるものカナと、ちょっとだけ、思いました(^^)
投稿者 フクヤスタッフ : 2006年06月18日 11:08